歴史・賞金総額・栄誉、すべてが世界最高峰のメジャー「全米女子オープン」渋野、畑岡ら日本勢に大会直前インタビュー
梶谷翼
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Q.オーガスタナショナルで優勝し出場権を獲得しましたが、今どんな気持ちですか?
「この大会にはずっと出場したくて、オーガスタが始まる前から『上位に入ってランキングを上げたら出られる』というのは分かっていました。だからオーガスタで優勝して、今年の全米女子オープンに出られることになって、とてもうれしかったです」
Q.歴史のあるコースですが印象はいかがですか?
「第一印象はすごく難しいという感じで、何球か既に練習ラウンドでロストしているんですけど、ラフもすごく長くて粘り気があってボールがすぐ埋まってしまいます。後はフェアウェイが地形に沿って左右に傾斜があるので、そのあたりで狙いどころが狭まってくる感じです。加えて風もあるので、ラフに入れないで打とうと思っても、どうしてもラフに入ってしまうところが多くて。そうなってくると出すだけしかできないですし、グリーンもすごく小さくて、周りにアゴが高いバンカーがあったり、傾斜の上にショットがついてしまうと全部止まらないので、その辺がすごく大変で難しくて、すごいコースだなと思います」
Q.1番最初のパー5の後、本当に難しいホールが続きますが、どんな攻め方をしたいですか?
「できるだけフェアウェイに置いて、もしラフに入っていたらダボにだけはならないように。欲を出さずしっかりと出せるところまで出してサードで狙って、後はパターが頑張れればいいかなぁ、っていうふうに思っています」
Q.練習ラウンドでパク・インビ選手が梶谷選手と一緒に回って、すごくアグレッシブで良いスタイルだと話していたんですが、パク・インビ選手とのラウンドはどうでしたか?
「飛距離は自分と同じか少し飛ばないくらいだと思うんですけど、ショットの方向性やアプローチがすごくうまいと聞きました。私は練習ラウンドに夢中で、他の方のラウンドとか見られていなくて(笑)。あとデータを見たらパターがすごくうまいので、同じ舞台に立って、どれほど自分との差があるのかも明確に分かると思うので、その辺もすごく楽しみですね。全然差はあると思うんですけど、その差を頑張って埋めないとこっちではやっていけないので、今回はそういう経験もたくさんして次に生かせたらいいなと思います」
Q.明日からいよいよ初日が始まりますが今週に向けて意気込みをお願いします。
「すごく難しいコースで、結構ネガティブな思考になりがちなんですけど、予選通過はしたいと思っているので、通過して経験をいっぱい積んだり、こういうコースでもしっかりと楽しんでいけたらいいと思います」
笹生優花
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Q.アマチュアを含めると3回目の全米女子オープンになりますが、どんな気持ちですか?
「今年も全米女子オープンに出られることをすごくうれしく思っています」
Q.かなりのメジャーセッティングになっていると思いますが、コースの印象はどうですか?
「やっぱりメジャーの試合なのでラフもすごく長いですし、フェアウェイもすごく狭いですし、グリーンもすごく早いです」
Q.去年の全米女子オープンでもすごく良い戦いをしていましたが、去年の経験を今年にはどう生かせそうですか?
「去年もすごく寒くて、今年もサンフランシスコがちょっと寒いので、そういった面では寒さにはちょっと慣れているかなと思います」
Q.このコースはスロープもあったりフェアウェイも転がったり、グリーンも小さいですが、どのあたりがキーポイントになってきそうですか?
「ティーショットはフェアウェイに乗せるということが1番大事になってくると思います」
Q.1番ホールのパー5の後は難しいホールが続きますが、どんな攻め方をしたいですか?
「本当にシンプルに、ティーショットはフェアウェイにまず置くことですかね」
Q.ご自身の全体的な調子はどうですか?
「まあまあだと思います」
Q.では今週に向けて意気込みをお願いします。
「楽しんで、良いゴルフが出来るように頑張りたいと思います」
上原彩子
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Q.先週の暑い気候から、これだけ気温差があるところに移動しての大会になりますが、まずは印象を教えてください。
「本当に先週とはガラッと気温も変わって、先週もすごく良いコースでしたが今週も本当に世界でもトップレベルのコースなので、そういったコースを2週連続でプレーできるのはすごく幸せだなと思っています」
Q.普段のLPGAツアーとはどのあたりが違うと感じますか?
「全米女子オープンというのは基本距離もあって、というのが私の印象です。今回も距離はしっかりとありますし、ティーもすごく動くので、そういった意味でティーショットの狙いどころなども毎日変わってくると思います。また、サンフランシスコは結構空気も重くて全然飛ばないので、グリーンに対してのアプローチショットのクラブ選択というのが大事になってくると思います」
Q.ラフが長いのとフェアウェイが狭いというのを感じるんですが、何か他に特徴はありますか?
「もちろんラフは長いですし、フェアウェイヒットは本当に大事なポイントになってくると思います。またグリーンもポアナなので、その辺の難しさもあると思います。傾斜も強いので、外しどころによっては全然何もできない、というシチュエーションもすごくあると思うので、マネジメントは大事なのかなと思います」
Q.今週のキャディさんは岡本綾子さんのキャディを務めるなど経験豊富な方だと思うんですが、どうですか?
「小林浩美さんや岡本綾子さんのキャディをされていたということで、少し日本語もしゃべれますし、すごくユニークな方なのでラウンドしながらも楽しみながらプレーしています」
Q.今週に向けての意気込みをお願いします。
「オリンピック・クラブは今回初めてですけど、本当にすごく良いコースで明日からもすごく楽しみです。4日間とてもタフにはなると思うんですけど、どんな状況でも楽しんで良いプレーを引き出していけるように頑張りたいと思います」
勝みなみ
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Q.昨年の全米女子オープンから半年以来ですが、改めて帰ってきてどんな気持ちですか?
「今年も出られてうれしいという感情ですね。去年とはまた違った方法で楽しみです」
Q.メジャーでセッティングが難しいコースですが印象はどうですか?
「アメリカのコースのイメージって、すごく広くて曲げても狙えるっていうイメージだったんですけど、ラフも長くて入れたら出して3打目勝負というようなコースで、イメージと違いました。でも、なかなか日本のコースでは回れないので楽しんで、雰囲気も味わいたいなと思います」
Q.スロープもあってグローンも小さくて風もあって、考えることが多そうですが、どの辺に気をつけたいですか?
「グリーン周りのアプローチで球をセーブしていくのが大事かなと思うので、アプローチを重点的に練習したので、少しでも粘りのゴルフが出来るように頑張りたいなと思います」
Q.1番のパー5以降、難しいホールが続きますが、進め方としてはどんな形でプレーしたいですか?
「9番から16番までロングホールがないので、そこはちょっと精神的にも辛くなるかなと思うんですけど、まぁ粘りのゴルフをしていきたいなと思っています」
Q.今週に向けて意気込みをお願いします。
「せっかく予選会を通過してサンフランシスコまで来たので、予選を通過して色んな選手のプレーを見て、吸収できるものは吸収した上で戦えるように頑張りたいと思います」