「わたし三振しないんです」オリックス吉田正尚の特殊能力

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 プロ野球のテレビ中継で実況アナウンサーが興奮していた。

 「三振をめったにしないオリックス吉田選手から、なんと1日2三振を奪いました、阪神の秋山!」(6月2日、甲子園球場)

 そんな絶叫することだろうか?三振が少なくても、タイトルとして記録に残るわけでもないし、表彰されるわけでもない。三振数を調べてみた。

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【三振が少ない打者】
(※5月31日現在、規定打席到達選手のみ)

◆パ・リーグ
①8=吉田正(オリックス)
打率.347、53試合、12本塁打

②19=鈴木大(楽天)
打率.270、54試合、1本塁打

③24=中村晃(ソフトバンク)
打率.276、54試合、3本塁打

◆セ・リーグ
①19=近本(阪神)
打率.271、48試合、3本塁打

②20=宮崎(DeNA)
打率.288、53試合、5本塁打

③22=西川(広島)
打率.245、43試合、5本塁打





 5月までの成績でセパ上位3人ずつをあげたが、オリックス吉田正尚外野手(27)が突出して少ないことがわかる。53試合で8つ。単純計算で6.6試合に1度しか三振しない。吉田が三振するシーンを見ること自体が珍しいため、実況アナが大騒ぎした、というわけだ。

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