2021年WBCの出場チームが16→20に拡大 メジャーでも知名度が高い注目選手は?
東京五輪があと半年と迫る中、来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場チームの拡張が発表された。従来の16チームから、20チームに拡大。前回2017年の第4回大会の出場16チームは自動的に本戦に進み、今年3月の予選で残る4チームを決める。
注目国はドイツ
予選は米国のアリゾナ州ツーソンで行われる。かつてはホワイトソックスやダイヤモンドバックス、ロッキーズなどがキャンプ地として使っていたが、現在では当地でキャンプを張るメジャーリーグチームはいない。
予選は2組に分けられた。3月12~17日のプール1はブラジル、フランス、ドイツ、ニカラグア、パキスタン、南アフリカ。3月20~25日のプール2はチェコ、英国、ニュージーランド、パナマ、フィリピン、スペインが入った。各組上位2チームが本戦への出場権を得る。
注目を集めそうなのがドイツだ。ツインズのマックス・ケプラー外野手はベルリン生まれ、ベルリン育ちという生粋のドイツ人。ポーランド出身の父と、米国出身の母はともにバレエダンサーで、16歳の時にツインズと契約した。現在メジャーリーグで活躍する欧州出身選手はケプラー一人しかいない。
ドイツのレーゲンスブルクで2012年9月に開催された第3回WBC予選で、ドイツ代表に選出。残念ながらチームはカナダに大差で2連敗し、本戦出場はならなかった。
ただ当時のケプラーはデビュー前のマイナーリーガー。2015年にメジャーデビューを飾ると、2年目の2016年には早くも17本塁打をマーク。2017年は19本塁打、2018年は20本塁打と数字を伸ばし、昨年は36本塁打、90打点、打率・252とついにブレークを果たした。