新庄ハム 近藤の人的補償はまさかのロマン枠? ささやかれる「不安材料」
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日本ハム・新庄剛志監督(50)が9日に行われたスタッフ会議に出席。ソフトバンクにFAで移籍した近藤健介外野手(29)の人的補償選手について、言及する場面があった。
リストをチェックした上で「いい選手が4人くらいいました、野手1人、投手3人」としながら、投手獲得が基本線とした。
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フロントとも考えは一致。意中の選手に関して「大学時代のように復活できるか、どうか」とし、「そこはもうコーチの指導で」とまで踏みこんだ。
そこから浮かぶ上がる選手といえば、ソフトバンクのかつてのドラ1、田中正義投手(28)が濃厚だ。日本ハムにとっては2016年ドラフトで1位指名した「かつての恋人」でもある。
田中正といえば、創価大学当時は高い能力が評価されながら、プロ入り後は伸び悩んでいることも知られている。2022シーズンも開幕ローテ入りが期待されながら右肩痛で開幕直前に離脱、その後はリハビリを続け、一軍のマウンドに立ったのは8月中旬だった。昨年は5試合いずれもリリーフ登板で、0勝0敗、防御率0・00。プロ入り6年間で未勝利となっている。
持っている球は一級品とされながら、なかなかプロの世界で芽が出ない要因には右肩、右ひじ痛を抱えるなど故障がちという一面もある。果たして新天地で花開くのか。期待と共に不安の声も上がる。
「今季でプロ7年目、ここまで未勝利となればコンディション不良とともに何かしらの材料はあるもの。そういったものを首脳陣がしっかり取り除けるのか。また抑え不在といわれる中で、補強ポイントと合致しているかといった点も気になります」(球界関係者)