「守り勝つ」を体現した阪神の日本一支えた球団新5人のGG賞! 過去の大量輩出時の成績は?
阪神の過去最多だった4人同時受賞は3回。ではその4度は何年に、どんな面子だったのだろうか。
直近で4人受賞は2003年までさかのぼる。矢野輝弘捕手、アリアス一塁手、今岡誠二塁手、赤星憲広外野手が受賞した。この年は1985年以来のリーグ優勝を飾り、日本シリーズでは3勝4敗でダイエーに敗れている。
その前は1992年で、パチョレック一塁手、和田豊二塁手、オマリー三塁手、亀山努外野手。この年の阪神は67勝63敗2分けで、優勝したヤクルトから2ゲーム差の2位だった。前年までの連続最下位から巻き返し、6年ぶりのAクラス入り。ただ勢いは続かず、翌年から2003年の優勝まで、10年連続Bクラスと暗黒時代に逆戻りしてしまった。
そして初めて4人のゴールデングラブ賞を輩出したのが、前回日本一に輝いた1985年だった。木戸克彦捕手、岡田彰布二塁手、掛布雅之三塁手、平田勝男遊撃手が受賞。球団初の日本一を足元から支えた。
振り返れば、守備で確かな成績を収めたシーズンに、チームも好結果を残していることがよく分かる。とくに阪神は土のグラウンドの甲子園球場を本拠地としているため、人工芝を本拠地とする球団とは条件が大きく異なり、守備が生命線という宿命を背負った球団とも言える。
今回受賞した5選手ともまだまだ働き盛り。打撃に比べればスランプは少なく、磨けば磨くほど光るとも言われる守備。ゴールデングラブ賞ジャックが続けば、いよいよ黄金時代到来となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】今季20勝&200奪三振の無双! 阿部・巨人も注目する最強助っ人に日韓米の争奪戦は必至「契約金は跳ね上がる」
【関連記事】阿部巨人またも電撃トレード!異例の日本S終了後3日で2件のトレード発表の裏にある「本気度」「補強ポイント」とは
【関連記事】FA戦線も眼中になし 日本一阪神が来季も安泰とされる「ロマン砲3人衆」の存在とは