「守り勝つ」を体現した阪神の日本一支えた球団新5人のGG賞! 過去の大量輩出時の成績は?
坂本、近本、大山、中野、木浪が受賞。球団史上最多の5人がGG賞を獲得した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
守備のベストナインを選ぶゴールデングラブ賞が11月10日に発表され、阪神から両リーグ最多の5人が選ばれた。坂本誠志郎捕手、大山悠輔一塁手、中野拓夢二塁手、木浪聖也遊撃手、近本光司外野手で、阪神からの5人選出は球団最多記録でもあった。
3年連続3度目の近本は両リーグ最多の287票を集めた。他の4人はいずれもうれしい初受賞となった。
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開幕前に岡田彰布監督が掲げた「守り勝つ」野球を実践したことを証明した形となった。阪神は2005年以来、18年ぶりのリーグ優勝を果たすと、その勢いのままにオリックスとの「関西シリーズ」となった日本シリーズを制して1985年以来、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。
阪神勢がジャックした格好となった今年のゴールデングラブ賞だが、ペナントレース3位のDeNAからも3選手が選ばれた。同球団からの受賞は2019年以来4年ぶり。初受賞の東克樹投手は、同球団投手としても初受賞となった。宮﨑敏郎三塁手と桑原将志外野手は2度目の受賞だ。
残る外野手1人はリーグ最下位の中日から岡林勇希外野手が入った。
巨人、ヤクルト、広島からは1人も選ばれなかった。巨人の受賞なしは8年ぶりで、坂本勇人が遊撃から三塁、岡本和真がその影響で三塁から一塁へなど、シーズンを通じて守備位置が大きく変わったことが影響した。ヤクルトの受賞なしは4年ぶり。広島の受賞なしは16年ぶりで、菊池涼介二塁手のセ・リーグ最長タイ記録だった連続受賞は10年連続で途切れた。