「あのひと振りで流れが傾いた」甲子園初戦で痛恨の黒星を喫した阪神 球界OBは同点被弾をポイントと指摘

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 阪神の2003年リーグ優勝時に投手コーチを務めた佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を11月1日に更新した。その中で佐藤氏はゲーム展開を振り返りながら、伊藤が頓宮に同点ホームランを浴びたピッチングについて言及している。

 カウント2-0から、2球連続で空振りさせた後ストレートを打たれ、ホームランになった場面に佐藤氏は「2ストライクと追い込んでからのホームラン。何で空振りしているか。頓宮は真っすぐのタイミングで1・2・3で振っているから」と説明。

 2ボールから伊藤が投じたツーシームの2球に対し、泳ぐようなスイングでの空振りが続いた後、ほぼ同じコースに143㎞の直球を投げ込むも、スタンドに運ばれている。

「2球とも同じ所への同じボールを空振りしている。その次の球は(バッテリーが)裏をかいたのか真っすぐを投げ、それをしっかり振られホームランになった。頓宮の真っすぐを待つ気持ちが勝っていた」と佐藤氏は打者を称えるコメントも述べた後、「頓宮は変化球を打つ気はなかった。空振りのスイングをみて、“真っすぐ待ち”であることを感じて欲しかった」と指摘。「あのひと振りでオリックスに流れが傾いた」とターニングポイントとなるホームランだったと語っている。

 また、阪神にとって5回に喫した3失点も大きかったと佐藤氏は振り返っている他、オリックスには「見にみえないファインプレーもあった」として、2回のゴンザレス、6回の宗佑磨とそれぞれ大量点を防ぐことに繋がる内野ゴロへの対応を挙げていた。

  阪神は先制しながらも本塁打を浴び同点、さらに守備でのミスも絡んで追加点を奪われるなど、本拠地での勢いに乗りきることが出来ずに終わった。黒星が先行し迎える4戦目、シーズンでの戦いを選手全員で表現することが出来るか。この連敗をきっかけにここからもう一度、仕切り直しとなる。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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