なぜフェルスタッペンと違って苦戦? 角田裕毅に生じる“差”を元レッドブル名手が指摘「正直混乱しているように見える」

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角田に求められる“早急なアジャスト”

 マシンとの相性とRB21のセットアップに苦言を呈したクビアト氏。さらに「近年のRB(2016年のRB12以降)シリーズを運転したことがないから、正確なところまでは言い切れない」と前置きしつつ、今季開幕2戦目後にリアム・ローソン(現レーシングブルズ)とのシート交代で上がってきた角田の現状についても持論を展開している。

「あれは厳しい状況だったんだと思う。彼らはチームだから、自分たちにとって何が最善の判断になるかは分かっているはずだ。もちろん、チームの一方(フェルスタッペン)は完璧に見えるし、本当にうまく機能しているように思える。ただ、もう一方は少し……ね。正直に言って、かなり混乱しているように見えるよ」

 赤裸々に自身の古巣への考えを口にしたクビアト氏は、こうも続けている。

「僕は今ではチームの一員ではないし、詳細までは分からないよ。確かなことは言えないけれど、レッドブルのマシンはうまく機能させれば速いマシンになるということは間違いない。ただ、彼らがなぜそれを実現できないのかは別の問題だと思う」

 波乱に満ちたエミリアロマーニャGPでは、絶対的エースのフェルスタッペンが優勝。改めてRB21の高い戦闘力が示されただけに、生き残りが懸かる角田としては、クビアト氏が指摘する「混乱」を潜り抜け、早急なアジャストが求められそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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