不振が続く角田裕毅は「努力が足りない」 “恩師”トストが送る厳しい言葉「同僚と1秒遅れたら、昼夜問わずパドックにこもる」
F1での苦闘が続く角田(C)Getty Images
レッドブル昇格以来、苦戦を繰り返している角田裕毅。名門における日本人ドライバーの現状を、かつての“恩師”もシビアに見ている。
現地時間9月7日に行われたF1第16戦イタリアGP決勝で角田は13位でフィニッシュ。期待された2戦連続でのポイント獲得を果たせなかった。
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9番グリットからスタートした角田は、レース中盤まで入賞圏内を狙う好走を展開。しかし、30週目に姉妹チームであるレーシングブルズのリアム・ローソンと接触。「僕にとっては全く不必要なことだった」と嘆くしかないほどのダメージをマシンに受け、追い上げが不可能となった。
どうにも安定感に欠ける角田。その現状はエースドライバーを優遇するチームの体制が少なからず影響をもたらしている感は否めない。マシンへ新型パーツが優先的に導入されるのは、やはり数多の勝利をもたらしているマックス・フェルスタッペンである。
ただ、角田自身のパフォーマンスにも問題があるのではないかと見る識者もいる。かつてアルファタウリ(現レーシングブルズ)でチーム代表を務めていたフランツ・トスト氏は、オーストリアのテレビ局『Servus TV』の番組に出演した際にフェルスタッペンと角田の差について問われ、「本来、ユウキは、非常に速い。だが、おそらくそれも問題の一端になっている」と指摘。かつての愛弟子への厳しい持論を展開した。






