Q2敗退の角田裕毅に生じた「不公平」の背景 レッドブルがフェルスタッペンを優先するしかなかった“事情”とは?
そうした厳しい“台所事情”を抱えた中で迎えたモナコGPだった。当然ながら、連戦であったために、両ドライバーに向けた新たな部品の開発は追いつかず。操舵困難とされる「RB21」のアップデートもエースドライバーであるフェルスタッペンが優先され、角田は厳しい環境での戦いを強いられていた。
エースを勝たせるのは、フェルスタッペンを何よりも重宝してきたレッドブルのチーム戦略上において必然の展開。それゆえにQ2終了直後の無線で「正直に言えば、とても不公平だ。こうなることはわかっていたけどね」と憤った角田の“悪態”は、あらぬ問題を引き起こしてしまう可能性もゼロではない。
果たして、角田は注目される決勝で爪痕を残せるか。「チャンスは多くないと思っている」と覚悟を固める男の走りに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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