社会人4人獲得も高卒指名なし 即戦力に振り切った巨人ドラフトの未来やいかに?
即戦力重視の傾向は近年高まっており、2022年ドラフトでも1位指名した浅野翔吾以外の4人は大卒・社会人卒出身だった。一方、育成で指名した選手は1位の松井颯以外の8人中8人が高卒だった。余程の逸材ではない限り、高卒選手は育成で契約する方針なのかもしれない。
今回、巨人と対照的な指名を見せたのが、1位から4位まで高卒選手を指名したオリックスだ。オリックスは山本由伸や紅林弘太郎といった高卒選手をしっかり育てたことで現在の黄金時代を築いた。オリックスのように、巨人も来シーズンだけではなく、数年後を見据えて高卒選手を何人か上位指名しておいても良かったのではないか。
今回のドラフトの”成否”は、現時点では計りようもないが、巨人が数年後に「あの時もっと高卒選手を獲得していれば」とならないことを祈るばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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