【巨人】ウォーカーの成長支えた「2人のコーチ」とは

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 巨人・アダム・ウォーカー外野手(30)のプレーが感動を呼んでいる。

 28日に行われた中日戦(山形)に「3番・左翼」で先発出場したウォーカーの「ビッグプレー」が飛び出したのは4回二死一、二塁の場面。中日・石橋が左前打を放つと二走の阿部は三塁ベースを蹴って、本塁へ突入。これまでもウォーカーの「弱肩」を把握してきた中日球団は三塁ベースコーチが迷うことなく腕を回してきた。

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 ここでウォーカーは山なりのボールながらノーバウンドのストライク送球で捕手・大城にバックホーム。立浪監督がリクエストを要求するも判定は覆らず、この日、2つ目の補殺を記録した。

 日頃からともに守備練習に取り組む亀井外野守備走塁コーチを始め、ベンチも総立ちでこの「ファインプレー」をたたえた。ベンチに戻ったウォーカーは同コーチとがっちり握手。「亀井さんが指導してくれたことが今日やっとプレーできるようになって、亀井さんを喜ばせることができたことは嬉しいです」と顔をほころばせた。

 このプレーにはネット上でも野球ファンから「泣いた!」「感動した!」の声があふれた。そこにはここに至るまでの道のりがあった。開幕当初から好調な打撃と裏腹に守備に悩まされた。中継の選手にワンバウンド送球など送球面で苦しみ、各球団からは左翼を狙う「ウォーカーゾーン」が当たり前となった。





 試合前練習で日々、こつこつと亀井コーチと守備練習に取り組んだ。このプレーに「涙出そうになっちゃったよ。彼の最初を見た人は分かると思う。これが成長。最初から見ている僕からしたら感動もん。努力のたまものです」と亀井コーチは万感の思いを語った。

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