レッドブルの技術キーマン 「空力の鬼才」ニューウェイ氏が今季で離脱との報道 アストンマーティン移籍ならホンダと再タッグも
ニューウェイ氏はホンダに強い興味を示しているといわれ、栃木県のホンダの研究施設を訪れた際には常にメモ帳にペンを走らせ、インスピレーションを働かせていたといわれている。2015年にホンダがF1に再参入した際の初期型パワーユニットはライバルと比べて性能が極端に劣っていたが、現在ではかつての常勝チームだったメルセデスをしのぐ存在となり、ホンダとのタッグは技術者の血が騒ぐようだ。
キーマンが離脱すれば、チーム内にどうような影響を及ぼすか。現在のF1の車体開発は完全分業制で、シミュレーション技術も発達していることから今後の開発への影響は少ないともいわれているが、2028年までチームと選手契約を結んでいる王者マックス・フェルスタッペンのモチベーションが下がる恐れもあり、契約問題で騒動になりかねない。
ニューウェイ氏は12月で66歳。一つの組織に長居しすぎたのであれば、新たな環境で再挑戦する最後のチャンスかもしれない。F1では新天地に移るまでの1年間はガーデニング休暇を取って業務にタッチできない紳士協定があり、今年が離脱宣言する絶好のタイミングではある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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