"不公平"と議論呼んでいるスポクラにレジェンドクライマーが見解 「特定の国や選手を落とすためのイジメではない」と見る中、提示された「課題」とは
スポーツクライミング解説・指導者歴24年という尾川氏は自身のXで五輪後に、スポーツクライミングに関しての情報発信を積極的に続けている。
今回のルート設定に関して議論を呼んでいることに自身のXで、「低身長選手がスタートできない課題は何度かあり今回初でない」という点、「特定の国や選手を落とすためのイジメ・差別課題でない」と伝えている。
またフォロワーからの「森イジメは?」との直接的な問いに「もし森を落下させるなら、ランキングが低く不得意のボルダーではなく、ランキングが高く得意なリードで森を落下させる動きをセッティングするだろう」としている。しかし、そのリードで森は完登に近い圧巻のパフォーマンスを示したことで「イジメはありません!」と見解を示した。
その上で今後に向けての"課題"にも言及している。
尾川氏は「スタート自体が取れない課題は20年位以上前からある」とした上で、「興行には今後改善すべき問題」と今後に向けては、誰にでも分かりやすいルール改定も視野に入れることは必要とした。
今回のパリ五輪ではスポーツクライミングの男子ボルダー&リードで17歳の安楽宙斗が銀メダルを獲得、森も4位と健闘、前回の東京五輪から採用された同競技に大きく注目が集まった。
メダルには手が届かなかったが、森の果敢な挑戦にはSNS上でも「感動した」「自分もやってみたくなった」など競技への関心も高まったとされる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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