T梅野 流出決定的か 背景に矢野監督の「交渉下手」

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 国内FA権を保有し、阪神・梅野隆太郎捕手(30)の去就に関して、矢野監督の発する「言葉」に注目が集まっている。

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 矢野監督は26日、サンテレビ「熱血! タイガース党」に生出演。梅野に関して「僕が監督になってからもリュウ(梅野)が一番(試合に)出てますし。もちろん来年も一番、レギュラーに近いのは梅野に変わりはない」と言及。

 ここまでも直接の残留交渉はなく、これがテレビを通じての初めての「ラブコール」だったという。今季も捕手としてはチーム最多の130試合に出場。東京五輪の侍ジャパンメンバーにも選ばれ、金メダル獲得にも貢献した虎の正捕手に対してのコメントだったが、この言葉に関しては

 「残留要請としては、あまりに言葉が弱い。チームにとって絶対必要というところも感じられないし、正直いって、この言葉で選手が心を動かされるとは思えない」(球界関係者)と厳しい声も上がっている。





 背景には今シーズンの途中から、梅野に対して、矢野監督の態度が明らかに変わったことも影響している。シーズン終盤から、CSにかけて先発マスクは坂本が務めた。ベンチを温めることが増えた梅野に対し「矢野監督からフォローする言葉もなかったそうです。突然スタメンマスクを外された梅野は茫然自失。それは『チームに必要とされてないのではないか』と監督不信になるのも無理はない」(同)と球界内からも梅野の処遇に関して同情の声が集まっていた。

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