岩村明憲が感じた大谷翔平の“変化”とは?今季導入の「大谷ルール」についても言及
二刀流で奮闘する大谷にとって休養は不可欠。岩村氏は首脳陣とコミュニケーションを取る重要性を強調した。(C)Getty Images
今季も二刀流として活躍するロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。投手としてここまで10試合に登板し、4勝4敗、防御率3.64。打者としては61試合に出場し、打率.260、13本塁打、37打点をマークしている(日本時間6月15日現在)。
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エンゼルスが球団ワースト記録となる14連敗を喫していた際には、投打ともに精彩を欠くシーンも見られた。元メジャーリーガーで現在は独立リーグの福島レッドホープスで球団社長・監督として活躍する岩村明憲氏は、ア・リーグMVPを獲得した昨季からの“変化”についてこう感じているという。
「まずは打球の飛距離が去年とは違いますね。いろいろ言われている中で、少し考え過ぎているのかもしれません」
昨年に比べて飛ばなくなったと言われているメジャー球の影響を指摘。また、岩村氏は「昨年、二刀流でフル回転した疲れが今季の春先、成績が思ったように上がらなかった原因の一つとして考えられます」と“リアル二刀流2年目”の疲労が見られることを挙げた。
今季から導入された「先発投手兼DH」での出場が可能になる“大谷ルール”について、岩村氏は「それが導入されたことによって疲労は間違いなく増すでしょうね。そこら辺は首脳陣としっかりコミュニケーションをとって、休養を取ることがとても重要です。大谷選手から休養の合図を出すこともあれば、球団から言われることもあると思います」と現地12日(日本時間13日)のメッツ戦に欠場した大谷について言及した。
昨季の疲れが所々で見られる今季の大谷。しっかりと休養を取り、万全の状態で残りのシーズンに挑みたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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