投手転向3年目で根尾昂は苦境に? チーム屈指の「生え抜きスター」の生きる道
■根尾に求める姿
根尾昂にどんな姿を求めるのか?
投手転向が決まってから、なんならプロ入りが決まってからずっと、この命題の答えを考えている。
細かいことはもちろんその時々で変わるのだが、一つだけ変わらないことがある。
ドラゴンズを勝たせるためのピースであり続けること――。
本人は入団会見の際に「ドラゴンズで日本一になる」ことを目標に挙げ、「チームが勝つためにどんなことでもする」と誓っている。ならば、投手転向は勝つための手段と捉え、野手経験を活かしつつ「投げて・打って・守る」ことを高いレベルでこなしてもらいたい。先発かリリーフかで言うと、先発の方が貢献度は高くなるはず。今の方向性は間違っていない。
理想とはまだ遠いかもしれない。それでも鍛錬を続けられる体力や、野球に真摯に取り組む人間性は信頼できる。ゆえに、いつか花開く時を待つ人は多い。根尾がドラゴンズを勝たせて、日本一になる時、バンテリンドームはどんな盛り上がりをみせるのか。それを楽しみに、日々を生きていく。
[文:尾張はじめ]
【関連記事】中日・根尾昂の投手としての評価は?江川氏が見解「制球はプロの一線級まではいってない」
【関連記事】【中日】今オフのMLB挑戦が取り沙汰される小笠原慎之介 実はモデルチェンジを図っている?
【関連記事】【中日】高橋周平が痛恨の故障離脱…「三塁手」「3番」代役候補は誰?
1 2