“乱セ”を牽引する立浪ドラゴンズ 一抹の暗雲 気になる中継ぎ陣の”登板過多”

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豊富な投手陣を揃えた立浪監督率いる中日。上手く疲労を分散させて起用していきたいところだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 春の珍事か、それとも実力か。

 4月のプロ野球界を盛り上げているのが、立浪和義監督率いる中日です。4月9日には8年ぶりとなるセの単独首位に立ち、13日までには引き分けも挟み、4年ぶりの6連勝。直近4試合は4連敗と苦戦が続いていますが、乱セの象徴的存在となっているのです。

【動画】中日の”4番”が渾身の一発!中田翔が開幕戦で放った豪快弾を見る





 スポーツ紙のプロ野球担当デスクは言います。

「オフに巨人から中田翔選手を獲得し、4番が固まったことで打線が落ち着きました。中田選手を失った巨人は得点力不足に苦しんでおり、ファンの間では『なんで中田を出したんだ』と不満の声も出ています。ライバルの力を低下させ、自軍の戦力をアップさせるのが真の編成上手。それができていますね」

 元々、昨年から投手力には定評があった立浪ドラゴンズ。今シーズンも先発ローテには相手からすると手強い名前が並び、盤石のブルペン陣が終盤を支えます。

「中日は昨秋のドラフト1位、亜細亜大の草加勝投手が1月の新人合同自主トレで右肘の違和感を訴え、トミー・ジョン手術を受けることになりました。本来ならドライチ投手が入団直後に手術を受けるとなれば一大事ですが、それを感じさせないほどのピッチングスタッフが揃っています」(前述のデスク)

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