規格外の大砲はなぜ日本へ? 元西武カブレラが母国で告白した破格の契約「提示額を見た瞬間、『行かなきゃダメだ』と言った」

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 しかし、当時のダイヤモンドバックスはコンテンダー球団として、タイトル獲得に奔走。2000年のオフにはカブスから一塁手を務める強打者マーク・グレースを獲得し、カブレラ氏が昇格する芽はなくなっていた。

 そうした中で球団から持ち掛けられたのが、日本行きだったという。当時を「彼らは私に『機会があったとして日本でプレーしたいか?』と尋ねてきた」と振り返るカブレラ氏は、自身の胸中に想いを馳せる。

「当時の私は日本に行けば、大金を稼げるだろうと考えていた。だから『どこでプレーする機会を与えられるとしても、そこに俺は行きますよ』と答えたんだ」

 実際、西武から提示された金額は、「大金を稼げる」と踏んでいたカブレラ氏の想像を上回るものだった。レジェンド助っ人は、こうも続けている。

「当時、私に出されたのは、サインボーナスが50万ドルで、そこに契約金150万ドルと、500万ドルの出来高ボーナスが付帯したものだった。私は『日本で自分が稼げるのはせいぜい5万ドルくらいか』と思っていたから、提示額を見た瞬間に、『これは行かなきゃダメだ。もちろん行く。迷わないよ。すぐにでも行くよ』と言ったね(笑)」

 日本で“ジャパニーズドリーム”を掴んだカブレラ氏。与えられたチャンスをモノにした名助っ人の輝きは今も色褪せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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