直近10試合で7敗と正念場のエンゼルス 米ファンはネビン監督を糾弾「無能さで、『現代のベーブ・ルース』を失う」
苦しい状況が続き、批判の声が大きくなりつつあるエンゼルス。その状況がゆえにネビン監督（右）にもファンの怒りの矛先は向けられた(C)Getty Images
足踏み状態が続くエンゼルスにファンも黙っていられない様子だ。
去る7月5日に敵地で行なわれたパドレス戦でエンゼルスは3対5で敗戦。直近10試合で7敗目となった。依然としてシーズン成績では勝ち越しているものの、貯金はわずかに「1」（45勝44敗）と決して余裕のある状況ではない。
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とりわけパドレスとの3連戦では23失点（11得点）と守備が脆さを露呈。第2戦目で指のマメが潰れて降板を余儀なくされた大谷翔平を含めて怪我人が絶えない投手陣の不安定さが表れる結果となった。
このまま負けが込む状況が続けば、ワイルドカード争いでも苦境に立たされるのは必至だ。現時点でポストシーズン進出圏内とは3.5ゲーム差の5位に沈んだままのエンゼルスは、大谷の言う「ヒリヒリする9月」を狙ううえで、まさに正念場を迎えている。
競争力を失いかけている現状を受け、現地ファンの怒りの矛先は、フィル・ネビン監督に向けられている。アメリカの4大プロスポーツの情報を網羅するインド・メディア『Sports Keeda』は、「『あいつは何もしていない』。ネビンはエンゼルス・ファンから激しく非難されている」と銘打った記事を掲載。投手陣の起用法を含めた同監督のマネージメント能力を問う声を紹介した。
罵詈雑言が並んだ。同メディアが紹介したSNS上でのエンゼルス・ファンのコメントは、「今ほどフィル・ネビンを解任してほしいと思ったことはない」「もう放っておけ。彼に頼ってはダメだ」「我々は彼やオーナーたちの無能さで、現代のベーブ・ルースを失うことになる」と辛辣なものばかりだ。
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