「今日は英語が話せない」――取材拒否で波紋のレンドーンに批判止まず 米記者は「うんざりだ。プロらしくなれ」と憤怒
グラウンドに立てば、はつらつとプレーしているレンドーン(左)。しかし、彼の態度が問題視されている。(C)Getty Images
「すまないね。今日は英語が話せないんだ」
今シーズンも苦戦を余儀なくされているエンゼルスの主砲アンソニー・レンドーンが放った一言が波紋を呼んでいる。
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2019年12月にエンゼルスと総額2億4500万ドル(約349億3000万円)の7年契約を締結したレンドーン。しかし、移籍後は2019年にナショナル・リーグ打点王を獲得した本領発揮とは至っていない。昨シーズンは出場58試合のみでほぼ1年を棒に振ると、正念場となった今季も左足付け根の怪我によって出場は43試合のみ……。超大型契約に見合う働きをできずにいる。
チーム編成にも影響を及ぼしている高給取りとなっているベテランだが、周囲に対する態度が問題視されている。今月5日に米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者がすっぱ抜いたところによれば、レンドーンは取材陣からの問いかけに「文法的に間違ったスペイン語と英語を交えて」先述の言葉を口にし、足早に去っていったという。
レンドーンにとってみれば、軽いジョークのつもりだったのかもしれない。しかし、あまりの不真面目な対応に批判が殺到している。米メディア『Jomboy Media』の人気ポッドキャスト番組「The Chris Rose Rotation」のホストを務めるクリス・ローズ氏は「いい加減にプロらしくなれって言いたいね。うんざりしているよ」と指摘。そして、「彼はナショナルズ時代からそうだ。嫌な質問されるかもしれないが、もっと大人になって、プロとしてメディアの前に立つべきだ」と断じた。