止まらなかった負の連鎖 エンゼルスの“窮状”に米サイトが苦言「オオタニは大変な仕事量と過労が重なった」

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嘆かわしい状況が続くエンゼルス。そのなかで孤軍奮闘する大谷は……。(C)Getty Images

 今夏のトレード市場で積極果敢に動き、悲願のポストシーズン進出に挑んだエンゼルス。しかし、ひと夏が終わりを迎えようとしている今、彼らが置かれている状況は“予想外”と言えるものだ。

 8月1日のトレードデッドラインデー間際のエンゼルスは怒涛の動きを見せた。ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、ドミニク・リオーネ、ランダル・グリチェク、CJ・クロンを矢継ぎ早に獲得。さらに一部メディアでトレードによる放出が囁かれた大谷翔平も残して戦力を拡充。ポストシーズン進出にブーストをかけた。

【動画】痛っ!大谷が試合前、本拠地の打撃練習中に異変を感じて、ベンチに引き上げたシーン





 しかし、彼らの勢いは日に日に衰えていった。主力に故障者が相次ぎ、不安定な戦いに終始すると、さらに大谷も先月23日には大谷が右肘側副靭帯の損傷によって投手として今季絶望を余儀なくされる。そして、29日にはジオリト、ロペス、リオーネ、グリチェク、さらにハンター・レンフロー、マット・ムーア、アーロン・ループ(残留)、タイラー・アンダーソン(残留)をウエーバーにかけ、チームを“完全解体”した。

 ポストシーズン進出が遠のいた状況で、ウエーバーを行使して経費削減に走るのは必然だった。しかし、まともに戦力が整わなかったチーム編成や起用法には現地メディアでも懐疑的な声が上がっている。

 エンゼルスの専門サイト『Halos Today』は、「誰もが健康体のオオタニとトラウトが揃い、新たな補強選手が加わることで、チームがいかに変わるかを楽しみにしていた」と今シーズン開幕時の贔屓球団への期待感を強調。続けざまに「いまやかつてないほどの混乱に陥ったエンゼルス。非常に有望だったプランも完全に軌道から外れている」と嘆いた。

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