選手の苦情は4年後に活かされるか? 選手村の“過酷実情”を米テニス選手も告発「環境は最高と言えるものではなかった」
「半分ぐらいは選手村を去った。でも、僕らは残って一生懸命に準備を続けたよ。もちろん、別のホテルに比べたら生活環境は最高と言えるものではなかった。ツインサイズのベッドが置かれた最も狭い部屋だったからね。ベッド(段ボールベッド)は、僕はよく眠れたけど硬さは感じた。だから、問題とする選手は多いのは理解できる」
選手にとって用意された部屋が最適な環境ではないとしたフリッツ。一方で彼は、トップアスリートが一堂に会する選手村だからこそメリットも口にする。
「周りにいる選手たちは、それぞれの分野でトップにいる選手たちばっかりだ。そんなアスリートたちと同じ空間を共有できるという経験は、本当に素晴らしいものだったと思う」
果たして、4年後のロサンゼルス五輪では、今回の選手村で飛び交ったアスリートたちの声は活かされるのか。その構想は注目したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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