「四球が余計だった」配置転換も視野 球界OBからも指摘された阪神・湯浅の「不安材料」とは
ただ、この日の投球に関しては「フォアボール2つが余計だよね」と高木氏は指摘。一死から山崎剛、代打・島内宏明に制球を乱し、連続四球を与え、自らピンチを招いてしまったことが最悪の結果につながってしまったとした。セーブシチュエーションで登板する投手にとっては制球力が求められるとあって、四球一つ出しても命取りになりかねない。そこが2つ重なってしまったことに厳しい目を向けた。
岡田彰布監督にとっても「9回・湯浅」は就任当初からの目玉プランの一つだったが、今回のサヨナラゲームを受けて「ちょっと考えなきゃいけないかな」と守護神交代の可能性もあるとした。昨年はチーム最多の59試合に登板して43ホールドを記録。150キロ中盤の速球を軸に強気に押しまくるスタイルで最優秀中継ぎ賞を獲得するなど、一躍頭角を現した。
不安定な投球が続く湯浅はここから這い上がれるか。再び状態を整える時間が必要なようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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