阪神25歳右腕は「やっぱり、頼もしい」復帰後11登板で防御率0.00の圧巻 今季初の回またぎも話題「帰ってきてくれて、ありがとう」
かつて最優秀中継ぎ賞にも輝いた湯浅の快投が注目されている(C)産経新聞社
セ・リーグ首位の阪神はこのところ、選手の入れ替えが激しくなってきている。
今月22日には投手、野手含めて10選手の入れ替えを敢行。勝負の夏場を見据えて各選手のコンディションを確認しつつ、主砲の佐藤輝明を左翼で先発させるなど、柔軟な起用も注目されている。
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またブルペンでも昨年70試合に登板した桐敷拓馬、ハビー・ゲラ、島本浩也を欠く中、存在感を高めているのはかつての守護神、湯浅京己にもある。
昨年8月に国の指定難病「胸椎黄色靭帯骨化症」の手術を受け、地道なリハビリに取り組み1軍舞台に戻ってきたのは4月25日。同29日に復帰後初登板、5月23日の中日戦(バンテリン)で997日ぶりとなる勝ち星を挙げた。
さらに25日の中日戦でも同点の7回から2番手で登板、先頭の代打、板山祐太郎を外角直球で見逃し三振に、続く木下拓哉は遊ゴロ。最後は山本泰寛から高めの150キロ直球で空振り三振を奪った。
さらに8回にもマウンドに上がる。一死二塁とピンチを招くも、田中幹也を遊ゴロ、オルランド・カリステを右飛に仕留め、2イニング無失点。9回に味方が4点を奪い勝ち越したことで、登板2戦連続勝利を飾った。
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