日本女子勢の快進撃続く 古江彩佳 エビアン選手権V!今季メジャーでは全米女子オープンVの笹生優花に次ぐ快挙達成
海外メジャー制覇は日本女子として4人目の快挙となった(C)Getty Images
米女子ゴルフツアー、メジャー第4戦となるエビアン選手権(フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71)最終日が行われ、首位と1打差の2位から出た古江彩佳(24=富士通)が1イーグル、6バーディ、2ボギーの65で回り、通算19アンダーで逆転してメジャー初制覇を果たした。
日本女子では6月の全米女子オープンの笹生優花に続く今季2人目、日本勢では1977年に全米女子プロを制した樋口久子、19年の全英女子オープン優勝の渋野日向子、21、24年の全米女子オープンを制した笹生優花に続く史上4人目のメジャー覇者となった。
歴史の扉をこじ開けた。
2位スタートとなった古江は前半2つ伸ばすも2打差の3位と後退して運命のバック9に向かう。
そして、ここからが古江の真骨頂だった。14番で約10メートル、15番でも10メートル以上のロングパットを放り込むと勢いに乗る。16番パー3をピンそば1・5メートルにつけ、3連続バーディーを奪うと、残り2ホールで首位と1打差に迫った。
17番パー4でスコアを伸ばすことはできなかったが、首位のキリアクがスコアを落とし、3人が17アンダーで並んだ。
迎えた18番パー5。古江は第2打で右のセミラフからグリーン手前の池を越えて、ピン右4メートルにつけるスーパーショットを放つ。決めれば優勝が決まるイーグルパットを強い気持ちで打ち切り、カップへ沈めた。
右手を天につきあげ、キャディーと抱擁して喜び合った。涙が止まらなかった。