高校生Bリーガー・河村勇輝や日本代表を育てた、高校バスケ名門校の強さの秘訣
バスケットボールの魅力を紹介するテレビ番組「BS12水曜バスケ!」で行われている、全国の高校バスケ強豪校を紹介するコーナー「輝け!高校バスケ」。
超高校級のスピードとテクニックでBリーグデビューを果たした福岡第一高校の河村勇輝選手の活躍など、ますます高校バスケに注目が集まっている。
同番組では、令和初のウインターカップ覇者となった男子の福岡第一高校や女子の桜花学園高校などに密着。その強さの秘訣に迫った。
福岡第一の強さを支える地獄のメニュー
福岡第一(福岡)は、河村勇輝選手を擁し、2018&2019ウインターカップ、2019インターハイで優勝した、男子高校バスケの頂点に君臨する最強チーム。
井手口孝監督はチームのバスケットスタイルを、「一生懸命走って、一生懸命守る。走るバスケットは創部以来変えずにやり続けています」と話し、そのため、練習からオールコートを使い、体力作りを重視している。厳しい練習の中でも特に選手たちに恐れられているのが、「33秒」という練習メニュー。33秒以内にコートを3往復するメニューで、河村選手さえも「20本連続で走ったりするので、ちょっと落ち込むこともあります。けれど、チーム全員で乗り切ろうとやっています」と唸る。
そんなオールコートを使った練習が行えるのも、バスケ部専用の広い体育館があってこそ。そんな学校の協力に感謝し、毎日選手たち全員で施設の隅々まで掃除するのが創部以来の伝統となっている。選手は「ゴミひとつ落ちていたら拾うとか、そういうところはルーズボールひとつ、リバウンドひとつに繋がる」と、普段の行動から意識を高く持って行動しているところが強豪校ならではの強さだ。