井上尚弥戦は「過程」 中谷潤人が熱狂必至の決戦の先を見据える理由「そこが最終目標ではない。ただ、一つの大きな目標がいる」

終始、落ち着いた態度で井上戦について語った中谷。(C)CoCoKARA next
世間から実現を待望されるメガマッチを冷静に見据えた。
ボクシングWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)が4月14日に、都内でWOWOW「エキサイトマッチSP」の収録に参加。今年2月に行った同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)との防衛戦を振り返った。
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3回でクエジャルの堅牢をこじ開け、強烈な左フックでKO勝ちを収めていた中谷。相手がリング上で呆然となり、メキシコ・メディアが「ナカタニは凄まじかった」(スポーツ専門サイト『Izquierdazo』)と愕然となった衝撃的なパフォーマンスを改めて目にし、「一回目のダウンは身体がスムーズに出ていった」と回想。さらに「反省はあります。ガードの位置とか、自分のバランスとかをより繊細にやっていかないといけないなって思います」と自己分析を展開した。
規格外の強さを見せつけ、ますます期待が高まる“ビッグバン”。目下、熱視線を向けられているのは、“モンスター”との決戦だ。
去る3月31日に都内で行われたボクシングの2024年度の年間表彰式で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)から「中谷君、1年後に東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」と呼びかけられた。
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