「少し残念に思った」 開幕3連敗の「DeNAオーダー」に球界OBから疑問の目が向けられる理由

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(C)Kenta HARADA/CoCoKARAnext

 開幕3連戦を終え、早くも各球団、明暗が分かれている。ロケットスタートとなったのは、新体制となった阪神。15年ぶりに古巣復帰となった岡田彰布監督の起用もズバりとはまり、DeNAを3タテと最高の出だしをきった。

 同じ新監督でも新井貴浩監督率いる広島は3連敗。2連覇中のヤクルトに押し切られた。本拠地に戻って、立て直しとなる。

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 一方、同じく開幕3連敗となったDeNAでは、オーダーに注目が集まっている。開幕戦では昨年の最多勝右腕、青柳晃洋相手に左打者をずらりと並べる奇襲を仕掛けるも3ー6と敗れた。強打の三塁手、宮崎敏郎もスタメンから外し、ドラフト3位ルーキーの左打者の林琢真を「2番・三塁」でスタメン起用。オープンで好調だったことでその勢いも買ったが、守備では2失策、打撃でも無安打とほろ苦デビュー。途中出場となった宮崎がいずれも適時打となる2安打をマークしただけに、ちぐはぐさも目立った。

 また3連戦は1番に佐野恵太を起用、2、3戦目は続く2番に宮崎を置く並びとなった。昨年も打率・306をマーク、最多安打のタイトルを獲得と球界屈指の安打製造機として知られる佐野も、プロ6年間で盗塁はわずか3。宮崎においてはプロ10年間で1度も盗塁を記録したことがない。出塁率の高い佐野を1番に起用し、ポイントゲッターの宮崎を2番に置くことで得点力が高まることも予想されるが、昨年のチーム盗塁数は「49」とリーグ5位に沈んだ。機動力をいかに使うかも課題とされるチームの打順オーダーにも注目が高まっている。

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