波に乗り切れないDeNA 球界OBは「大味な試合になっている」と指摘 先発の奮起が鍵に
再び上昇気流に乗れるのか。三浦監督の采配が注目される(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
交流戦を2カード連続で勝ち越しを決めたDeNAは、ソフトバンクに連敗して交流戦の勝率を5割に戻した。とはいえ、7日は首位の阪神が勝利したため、ゲーム差は6.5まで開いている。
4月は球団最多タイの15勝を上げるなど勢いを見せたDeNA。しかし、5月以降は波に乗り切れずに首位を明け渡し、現在は3位広島に1.5ゲーム差まで迫られた。
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DeNAが4月のような調子の良さを取り戻すため、現状の課題はどこにあるのだろうか。現役時代にロッテで活躍した里崎智也氏は自身のYouTubeチャンネルで、DeNAのウィークポイントを解説した。まず、チーム打率.263、チーム得点圏打率.292はリーグトップ、チーム本塁打44本はリーグ3位と打撃陣の充実ぶりを評価する一方、「DeNAがどう逆転していくかというとピッチャー陣。特に先発」という。
チーム防御率3.46、QS率50.0%とともにリーグ4位と投手陣がピリッとしないため、「“現状DeNAは打てなきゃ負ける”になってる。大味な試合になっている。僅差のところで勝ちきれない」と指摘。投手陣がゲームを作れていないケースが多いため、どうしても打ち勝つしか勝ち星を拾えていないと話した。