【セ守護神査定】好調DeNAは「ヤスアキ劇場」が落とし穴に
不安定な投球が続いている山崎(C)CoCoKARAnext
開幕から約1か月半がたち、クローザーの働きぶりに注目した。勝ちゲームの最後を任せられる守護神がいるかどうかは、今後のチームの行方をも左右する。セ・リーグ6球団の守護神事情から、評価をA〜Cでランク付けした。
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主なセ・リーグ守護神の成績(5月12日時点)
【A評価】
◆中日・マルティネス(26歳)
0勝1敗10S、防御率0.00
◆巨人・大勢(23歳)
1勝0敗5S、防御率2.45
【B評価】
◆阪神・湯浅京己(23歳)
0勝0敗5S、防御率0.00
◆ヤクルト・田口麗斗(27歳)
0勝1敗9S、防御率1.54
【C評価】
◆広島・栗林良吏(26歳)
0勝4敗7S、防御率5.56
◆DeNA・山崎康晃(30歳)
0勝3敗9S、防御率5.93
セ・リーグは守護神に不安のあるDeNAや広島が成績上位におり、守護神を計算できる巨人、中日が下位に沈んでいるという、ある種の「逆転現象」が起きている。
A評価は2人。昨季セーブ王の中日・マルティネスは、今季も防御率0.00の安定感で、5月6日巨人戦で通算100セーブをマーク。巨人・大勢は今季11試合目で初めてセーブ機会で失敗したものの、昨季新人王に2年目のジンクスは感じられない。奪三振能力も高い絶対的守護神がいる2チームの課題はリリーフ陣。9回までつなぐことができれば、上位浮上も見えてくる。