【W杯】日本の因縁相手がベンチ破壊、内紛…「悪魔」にとりつかれたベルギー敗退の裏側
今大会初戦のカナダには1-0で辛勝。第2戦でモロッコに0-2と敗れた後、司令塔デ・ブライネの不用意な発言が、引き金だった。英紙の取材に「僕らは年をとりすぎている。優勝はノーチャンス」とチームの高齢化を指摘。ベテラン選手の逆鱗に触れ、選手同士で口論に発展し、内部分裂を招いたといわれている。
追い込まれた状況で迎えたクロアチア戦は、決勝T進出へ勝つしかなかった。後半から投入されたエースFWルカクは、再三の決定機をことごとく外した。故障明けで試合勘が戻らなかった世界的ストライカーは試合後、ベンチの透明のフレームを右手で殴って破壊。怒りを爆発させた。
個々の技術は随所に見せても、バラバラになったチームの歯車はかみ合うことなく、3試合で1得点では勝ち目がなかった。まさかの結末に、ベルギー国内では暴動が起こった。世界をおそれさせてきた「赤い悪魔」が、まるで悪魔にとりつかれたようだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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