WS連覇に向けて「負ける気配ない」 ベッツも復活の2HRで破壊力増したドジャース打線に米戦慄「本当に容赦のないチームだ」

サヨナラホームランを放ち、叫ぶベッツ。胃腸炎からの完全復活を印象付ける打席だった。(C)Getty Images
ドジャース打線の火力を物語るサヨナラ劇だった。
現地時間3月28日、本拠地でタイガースと対戦したドジャースは、延長にもつれ込んだ接戦を8-5で制し、開幕4連勝。ワールドシリーズ連覇に向けてロケットスタートを切った。
【動画】復活!球場が熱狂し、本人が叫んだベッツのサヨナラ3ラン
逆転勝ちで球場が熱狂した一戦で殊勲者となったのは、ムーキー・ベッツだった。今季開幕前に原因不明の体調不良に陥り、体重が11キロも落ち込んでいた32歳だが、本拠地開幕戦を前に復調。前日は3打数1安打に終わっていたが、この日は本領を発揮した。
8回に一時勝ち越しとなる今季第1号を放っていたベッツは、チームが5-5とタイスコアに戻していた10回裏に、一死二、三塁の局面でふたたび登場。その絶好機で好球を待っていた背番号50は、相手5番手ボー・ブリスキーがフルカウントから投じた89.8マイル(約144.5キロ)のチェンジアップを強振。ジャストミートではじき出された打球は、サヨナラ打を確信して熱狂するドジャースファンが陣取ったレフトスタンドに着弾。打った本人が「本当に特別」と振り返る会心の一打となった。
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