五輪マラソン選考の黒歴史「高橋尚子落選」「自宅にカミソリ」「代表選考2勝で落選」「タイム最速が落選」etc.
◆アトランタ五輪(1996年)
夏の北海道を2時間29分17秒で優勝した有森、大阪国際女子を2時間26分27秒で2位に入った鈴木博美、名古屋国際女子を2時間27分32で優勝した真木和の3人で2枠を争った。だが最もタイムの良かった鈴木が落選。陸連は「競り勝って優勝した選手を記録より優先」「マラソン実績が乏しい」と判断。前回五輪で「実績」のあった有森は銅メダルを獲得し、真木は12位だった。
◆アテネ五輪(2004年)
選考レースとなる東京国際女子で高橋尚子が2時間27分21秒で日本人最上位の2位。大阪国際女子で2時間25分29秒で坂本直子が優勝。名古屋国際女子で土佐礼子が2時間23分57秒で優勝。2000年シドニー五輪金メダルの高橋が、過去のように実績で評価されると思われたが、結果は落選。五輪では土佐が5位、坂本が7位で、世界選手権2位で代表に内定していた野口みずきが優勝。だがこの後からマラソン低迷期が続き、代表選考方法の見直しが議論されていった。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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