171キロ打球が頭部直撃で「眠れない」 ド軍ミラーが衝撃アクシデントの瞬間を赤裸々告白「あの出来事が頭から離れない」

弾丸ライナーが頭部に直撃し、マウンド上に座り込むミラー(28番)。(C)Getty Images
ショッキングな出来事からの復帰に動き出した。ドジャースのボビー・ミラーだ。
瞬間的に球場が静まり返った。現地時間2月20日に行われたカブスとのカクタスリーグ(オープン戦)に3番手として3回から登板したミラーは、3回無死二塁でマイケル・ブッシュと対峙。その際に弾き返された170キロの強烈なライナーが自身の頭部に直撃。しばらくマウンド上でうずくまったものの、何とか自力でマウンドを降りた。
【動画】171キロの打球が頭部直撃した恐怖の瞬間 ミラーが倒れ込む
デーブ・ロバーツ監督が「間違いなくとても恐ろしい瞬間だった」と振り返るほどのアクシデント。投手として避けられない不可抗力のアクシデントではあるが、ミラーの抱える“恐怖”は想像に難くない。
本人も当時の衝撃を語る。現地時間2月22日に米スポーツ専門局『Sports Net LA』などの取材に応じた25歳は、「まだ体調は良くないけど、少しずつ良くはなっている」と現況を説明。その上で、打球が当たった瞬間の感覚を赤裸々に明かしている。
「今回はかなり強い打球で、気づいた時には自分はもう倒れていた。その瞬間は痛いというよりも、自分でも何が起きているのかが分からない感じだった。最初の数秒は痛みも感じていなかったし、気を失うようなこともなかった。本当にありがたかったのはこめかみや後頭部じゃなくて正面に当たったことだった。神様が守ってくれたんだと思う」