大谷翔平の球宴出場に日本行きを囁かれた初選出野手が感激!「オオタニを疑問視する意味が僕には分からない」
オールスターに初めて選出されたルッカー(右)は、球界に輝き続ける大谷(左)への憧れを口にした(C)Getty Images
現地7月2日、MLBは今月11日(現地)に行なわれるオールスターゲームに出場する投手と控え選手を発表。すでにファン投票でアメリカン・リーグ最多得票による指名打者で先発出場が決まっている大谷翔平(エンゼルス)は「投手部門」でも選出され、3年連続の投打選出を決めた。
3年連続となる「指名打者」と「投手」のオールスター同時選出は史上初。あの“野球の神様”ベーブ・ルースですら成し得なかった偉業なのである。今季は16試合に「リアル二刀流」で出場し、投手としては7勝3敗、防御率3.02(ア・リーグ7位)、両リーグ1位の被打率(.180)と奪三振率(11.99)をマーク。納得の選出と言えるだろう。
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この快挙にはさまざまな賛辞が相次いだ。そのなかで興味深かったのは、同じオールスターの舞台に立つ現役戦士の声だ。アスレティックスから唯一選ばれたブレント・ルッカーは、2日の会見において、こう語った。
「もしも、オオタニが史上最高の選手だってことを疑問視する人がいるなら、僕には意味が分からないよ。だって、彼は毎日新聞の一面を飾っても、それだけじゃ十分じゃないぐらいのことをやっているからね」
大谷を激賞するルッカーは、日本でも話題となった選手でもある。昨年11月にロイヤルズをDFA(事実上の戦力外通告)となっていた28歳は、今季が始まる前にオリックスの挑戦も囁かれていたからだ。しかし、右の長距離砲を狙った同球団がフランク・シュウィンデル、マーウィン・ゴンザレスと契約したために、NPB入りは幻となっていた。
そして直後にアスレティックス入団が決定。開幕直後の4月に打率.353、出塁率.465、長打率.779、9本塁打、22打点と量産。その活躍が高く評価され、夢舞台への切符を掴むに至った。