2026年からF1参戦のキャデラック 候補ドライバーにベテラン起用を英メディアが有力視「すでに舞台裏で大きく前進している」

キャデラックはボッタスとの交渉を進めているという(C)Getty Images
英モータースポーツメディア『F1 OVERSTEER』が2026年からF1参戦予定のキャデラックについて、今後の動きを論じる特集記事を2月1日に配信した。他チームと比較してのアドバンテージや、候補となるドライバーなどについても見解を示している。
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「チームは2026年の参戦に向け、すでに舞台裏で大きく前進している」
その様に現状を評しながら、スタッフの顔触れについても、「マリオ・アンドレッティはアドバイザーとしてチームに留まり、グレアム・ロウドンがチーム代表に、パット・シモンズがエグゼクティブ・エンジニアリング・コンサルタントとして加入する」などと紹介している。
また、すでに他チームと同様、バジェットキャップ(FIFA既定の予算上限)の適用や風洞実験時間も設定されていると説明。その上で、ジャーナリストのスコット・ミッチェル=マルム氏が語った、現時点におけるキャデラックのアドバンテージについてのコメントも紹介している。
「キャデラックにとって、より明確なアドバンテージとなるのは、2026年の新レギュレーションだけに専念できる点だ。一方、ライバルチームは2025年のチャンピオンシップ争いを続けながら、現行シーズンの開発にも資金を費やさなければならない。つまり、キャデラックは全予算と空力テストのリソースを2026年向けに集中投下できるのに対し、他チームは分散投資を余儀なくされる」