広島から西川龍馬抜けても「そんなに悲観的にならなくていい」と高木豊氏が指摘する理由 期待する「伸びしろ」とは
高木豊氏
オリックスは11月22日、広島からFA権を行使した西川龍馬外野手を獲得すると発表した。
今季はセ・リーグ打率2位の・305をマーク、天才的なバットコントロールで知られる安打製造機が今度はパ・リーグに舞台を移してリーグ4連覇を狙うチームの一員となる。チームでは外野の布陣で規定打席に達したのは中川圭太のみとあって打撃に加え、守備力強化の意味でも期待されそうだ。
【動画】西川龍馬の穴を埋めるのは誰?『今の戦力で十分戦える』期待の若手か新外国人か…高木豊の見解を語ります!
一方でクリーンアップの一角を務めていた西川を欠くことになった来季以降の広島の戦いはどのような形になっていくのか。この点に関しても球界内から様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は22日に自身のYouTubeチャンネルを「どうなる?西川龍馬の抜けた穴」と題し、更新。動画内で今後の広島の戦いかたについて言及している。
まず西川がFAで去ることになったことに関しては、これまで4番を務めるなどクリーンアップも務めたことで穴は大きいとしながらも、今季の戦いに関しては「(西川が)ケガで離脱したときにそこまで勝敗が落ち込んだかというと、勝敗にはそんなに影響しなかった」と指摘。
実際に後半戦開幕をはさんで、チームが10連勝を達成したときは西川が右わき腹痛で戦線離脱したときと重なっている。主軸離脱のピンチを全員野球で補った側面もあり、今回、西川がチームを離れることになったが「西川いなかったらいなかったで、(選手起用等)楽しみは膨らむよね」と新戦力の台頭にもつながるとした。
そして高木氏が今後、楽しみな選手として名前を挙げたのは、プロ2年目で11本塁打をマークし、指揮官からも「つかんだ」といじられるなど、頭角を現した右の大砲候補、末包昇大。同氏は末包に関してバッティング内容が変化してきたとしながら、「期待感持てる選手になってきた」ときっぱり。今後は年間通してパフォーマンスが残せるかが鍵を握るとした。