DeNA・山﨑、阪神・藤川…セ・リーグ各球団の守護神総崩れの背景に何が?!
中日は岡田俊哉投手が抑えから中継ぎに降格した。ここまで14試合で2敗3セーブ、防御率3・86。後任はマルティネスが務め、2セーブ、防御率0・90と悪くない。
阪神は名球会入りの条件となる日米通算250セーブにあと5セーブと迫っている藤川球児投手が、本来の球威と切れを失い2軍落ち。5試合で2敗2セーブ、防御率15・75と昨季復活したはずの火の玉ストレートは影を潜めた。こちらも助っ人のスアレスが後任に託されている。
巨人は昨季同様、デラロサが抑えで開幕し、6試合で4セーブ、防御率1・80。まずまずの滑り出しだったのだが、7月上旬に左脇腹の肉離れで戦線離脱してしまった。現状は抑えは固定せず、沢村拓一、中川皓太らを状況に応じて送り込む方針のようだ。
ヤクルトは石山泰稚投手が12試合で1勝1敗4セーブ、防御率3・86。抜群の安定感とまではいかないが、離脱することなく仕事をこなしている。今季は最下位予想が多かった中で、下馬評を覆し現在2位。チームが好調な要因の一つとも言えそうだ。
6チーム中4チームが、すでにクローザー交代を迫られている。リーグのクローザーの顔とも言える山﨑まで、守護神総崩れの波にのまれてしまうのか。今季は開幕の大幅な遅れによる過密日程で、常に6連戦が続く。身体的に過酷な状況で、すぐの立て直しは難しい。セ・リーグはCSを行わないため、2、3位狙いも意味がなく、この時期につまずくと巻き返しは困難。さまざまな事情が絡み、まだまだクローザー選びに多くのチームが頭を悩ませる状態は続きそうだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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