【現役ドラフト】中日はサイド右腕・伊藤茉央を獲得 ロッテ移籍の石垣雅海には9年目のブレークを願う
■豪快スイング&内野ユーティリティの石垣、パで開花なるか
高卒8年目の石垣は、酒田南高から2016年ドラフト3位で中日に入団。1998年生まれで、ロッテだと種市篤暉や鈴木昭汰、和田康士朗らと同学年だ。
豪快なスイングが持ち味の右打者で、内野の全ポジションを守れるユーティリティ性も魅力。2年目を除き、毎年1軍の試合に出場していることからも、実力の高さがうかがえるだろう。
脚光を浴びたのが、準地元・青森で行われた2018年のフレッシュオールスター。石垣は「はるか夢球場(弘前市運動公園野球場)」のバックスクリーンを直撃するアーチを架け、見事MVPを獲得した。その後も2軍で打率3割超、10本塁打近くをマークする年が続いた。
ただ、1軍に上がると打撃に確実性を欠いて、チャンスを逃し続けた。キャリアハイは2022年、50試合出場で3本塁打をマーク。この時も打率は1割台(.162)だった。
事前報道を見る限り、石垣は多くのメディアで現役ドラフト候補に挙がっていた。それは選手として魅力があるからで、「環境を変えれば化ける」と目されていたからに他ならない。プロ9年目を迎える来季、幕張の地でブレークを果たす石垣の姿を見たいし、それを願っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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