弱すぎエンゼルス 体質変わらず8年連続プレーオフ逃す!「ヒリヒリ」できない大谷が残る価値は?

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(C)Getty Images

 大谷翔平(28)が投打で奮闘するエンゼルスは、22年シーズンも弱かった。早々と優勝争いから脱落し、9月に入って7年連続負け越しが決定。19日マリナーズに敗れ、15試合を残して8年連続でプレーオフ進出の可能性も消えた。昨季「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と上位争いを熱望していた大谷の心中は、いかばかりか。

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 大谷は18年入団以来、優勝どころかプレーオフ争いも経験がない。チームの強さを渇望していた。今季は開幕ダッシュに成功し、5月には一時首位に立ち、貯金を最大11まで伸ばした。だが5月下旬から14連敗して借金生活に突入。マドン監督も解任された。8月には球団の身売り話ばかり取り沙汰され、失速したチームが再び浮上することはなかった。

 低迷が続く要因はいくつもある。「トラウト、大谷というメジャーを代表するスーパースターの全盛期を無駄づかいしている」とよく皮肉られるように、2人が30本塁打そろい踏みでも、後が続かない打線。チーム打率はア・リーグ最低水準の2割3分前後で、米メディアから「エ軍が驚異的な勢いで負けた理由の1つは、ほぼ自動アウトの下位打線」(ジ・アスレチックス紙)と言われたこともある。

 主力のケガ人が多く、投手陣は接戦で勝負弱い。年俸バランスの偏りも問題。特に20年から7年総額331億円の大型契約を結んだ三塁手レンドンが〝不良再建〟化。ナショナルズ時代の打点王もエ軍移籍後は故障続きでいいところがなく、来季以降4年間も年間約50億円が支払われる。MVP3度のトラウトとの契約も8年約390億円が残る。野手2人への支払い負担が大きいため、再建が不可欠な投手の補強が思うように進まない。

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