首位阪神に衝撃 27歳右腕は「どうか無事であってほしい」ここまで防御率0.36の圧巻ピッチング 頭部死球のアクシデントに「選手生命にも関わる」
石井はここまでブルペンの中心として圧巻パフォーマンスを残していた(C)産経新聞社
6月6日の阪神・オリックス戦(甲子園)で起きたアクシデントに心配が拡がっている。
試合は村上頌樹、東晃平の投手戦となる中、0-0の同点のシーンで9回に阪神2番手として登板したのが石井大智。ここまで防御率0.36と圧巻のパフォーマンスを残しているリリーフエースは先頭の広岡大志の2球目、はじき返された痛烈なライナー性の当たりが右側頭部に直撃。
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頭を抱えてうずくまると球場内は騒然となった。石井は頭をおさえたまま、動けず。慎重に担架に乗せられて、そのまま救急搬送された。
あまりにもショッキングな一幕に甲子園を訪れた大観衆も水を打ったように静まり返るシーンもあった。
チームの強みであるブルペンの中でも中心的存在を担う。独立リーグ、高知ファイティングドッグスからドラフト指名を受け、今季がプロ5年目、同期には「神ドラフト」ともいわれる、4番・佐藤輝明、中野拓夢と豊富な人材が揃う。
そんな中で石井は今季ここまで自己最長を更新する20試合連続無失点中、リーグトップの17ホールド、防御率0.36と無類の安定感でチームを支えていた。
最近の試合では僅差の9回に投入されるなど、勝負の夏場を見据えて、より存在感が高まってきた中で起きた悲劇だった。
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