ミラン移籍が決定的の鎌田大地を伊メディアどう見ている?「普通の日本人としては扱わない」
フランクフルトで絶対的レギュラーとして君臨した鎌田。その活躍はイタリアでも高く評価されている。(C)Getty Images
日本代表でも異彩を放つ、鎌田大地。ブンデスリーガの古豪フランクフルトで確かな成長を遂げてきた奇才のメガクラブ行きは果たしてどう受け止められているだろうか。
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今季終了後に契約満了によってフランクフルト退団が決定的となっていた鎌田には、ヨーロッパの複数クラブが関心。ドルトムントやスペインのアトレティコ・マドリーが有力オファーを送ったとされていた。
そうしたなかで26歳の若武者が選んだのは、セリエAで19度のスクデット獲得を誇る名門ミランだった。現地6月1日、イタリアの衛星放送『Sky Italia』などによれば、すでにジュゼッペ・ポッツォ代理人とパオロ・マルディーニらミランの首脳陣は交渉を終えており、鎌田自身も6月3日に行なわれるRBライプツィヒとのDFBポカール決勝後にミラノへ移動。早ければ、5日にメディカルチェックを受け、年俸300万ユーロ(約4億4900万円)の4年契約を正式に締結するという。
鎌田を獲得したと言っても過言ではないミラン。「若手重視路線」を継続した今季はセリエAで4位となって連覇を果たせず……。16年ぶりにベスト4まで勝ち上がったチャンピオンズ・リーグでも宿敵インテルに完敗し、勝負弱さを露呈した感が否めなかった。
来季に向けてはテコ入れが必至であり、複数ポジションを高水準でこなせるマルチである鎌田は再起に向けた貴重な戦力なのだ。