クロップが明かした香川真司の“衝撃”。出会いは「日本の2部とどう比較したらいい?」と意外なものに

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クロップにとってセレッソ大阪からやってきた香川。その存在はいまだ色褪せないようだ(C)Getty Images

 ヨーロッパで数多のタイトルを勝ち得た熱血漢にとって、日本サッカー界が生んだ技巧派MFの出会いは色褪せない。

 現地5月25日にドイツ誌『Kicker』のインタビューに応じたユルゲン・クロップ(現リバプール監督)は、監督としての名声を確固たるものにしたドルトムント時代(2008~2015)を回想。そのなかで元日本代表MFの香川真司(セレッソ大阪)について語った。

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 香川にとっても稀代のモチベーターであるクロップとの出会いは特別だった。彼は21年に自身がアンバサダーを務めている『ローレウス』のインタビューで「ひと言で表現するなら、選手への愛がある人だった。常に選手たちのことを考え、ピッチ上で戦うために必要なサポートをどんな時もしてくれた。そのおかげで僕らはなんの迷いもなくピッチに出られた」と、自身がヨーロッパで出会った恩師への特別な感情を打ち明けている。

 もっとも、クロップにとっても香川は特別な存在だった。『Kicker』の取材に対して55歳の指揮官は「我々がマインツでやっていたことをドルトムントではより優れた選手たちで再現したかった」と吐露。そのうえで「もちろん、補強に関してはシンジ・カガワのときのように運もあった」と、10年の夏に当時J2からJ1に昇格していたセレッソ大阪からやってきた21歳の若武者との出会いを振り返っている。

「ミヒャエル・ツォルク(前スポーツディレクター)とスヴェン・ミスリンタート(当時のチーフスカウト)からカガワのプレー映像を見せられた時に、おもわず『日本の2部リーグと我々が必要とするものをどう比較して見ればいい?』と聞いたよ。

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