クラブ首脳退任のミラン、渦中の鎌田獲得は「問題無し」と欧州各国メディアが報道「監督から高く評価されている」
鎌田はやはりイタリアでプレーすることになりそうだ(C)Getty Images
今夏、フランクフルトを退団し、ACミランへの移籍が決定的だとされている鎌田大地の動向がなおも注目を集めている。新天地として有力視されていたACミランが6月6日、同クラブでテクニカルディレクターを務めていた元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏の解任を発表。さらに、スポーツ・ディレクターのフレデリック・マッサーラ氏も間もなくクラブを去ると伝えられており、来季への戦力補強に関与していた両者の退任が、日本人MFの移籍加入にも影響を及ぼすとの声も囁かれていた。
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欧州ではその直後、鎌田のミラン入りについて「白紙」との文字が飛び交い、再び獲得を目指す他クラブの名前も躍ったものの、現地時間8日にはやはり「問題なし」であると国内外複数のメディアが報じているようだ。
イタリアのミラン専門サイト『SpazioMilan』では現地時間8日のトピックで「パオロ・マルディーニとフレデリック・マッサーラの経営上の別れを経て、ACミランでは来シーズンを見据えた市場での作業が進められている」と両クラブ幹部の退任に触れながら「そのターゲットの1人が、数週間前からロッソネリが注目している、アイントラハト・フランクフルトを退団するダイチ・カマダである。この日本人選手はステファノ・ピオリ監督に高く評価されており、彼の獲得は問題ないだろう」と見込みを綴っている。
同メディアでは「このアジアのトレクァルティスタ(攻撃的MF)は、ここ数週間、すでにロッソネリのスポットライトを浴びており、2017年から今日まで、フランクフルトのシャツを着て合計40ゴールを挙げた日本人だ。昨シーズンはヨーロッパリーグ、2017/18シーズンにはドイツカップでトロフィーを獲得した」とクラブが長く関心を寄せていたことを明かし、ブンデスリーガでの実績も列挙した。