不倫の瀬戸大也「森失言炎上」の追い風?受け復活V
不倫騒動で活動停止処分を受けていた競泳男子五輪代表の瀬戸大也(26)が約5カ月ぶりの復帰レースでいきなり優勝した。4日に出場したジャパン・オープン400メートル個人メドレーを制し、予選、決勝で同組だったライバル萩野公介(6位)を寄せつけなかった。
レース後は一連の不祥事について初めて公の場で口を開き「家族をはじめ多くの関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことと、日ごろより応援してくださった方々にがっかりするような行動をとってしまい、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、深々と頭を下げた。
19年世界選手権200、400メートル個人メドレーで2冠。東京五輪の主役候補に躍り出たが、昨年9月に週刊誌で、夫人以外の女性とラブホテルに入り、不貞行為に及んだなどと報じられた。騒動後に所属先から契約を解除され、多くのスポンサー支援も失い「いかに自分が恵まれた環境で競技を続けられていたか身に染みて感じました。立場を自覚していなかった自分がいたから、軽率な行動をとってしまった」などとざんげした。
低姿勢で真摯(しんし)に対応した瀬戸に、思わぬ「神風」が吹いた。
ちょうど同じ日に、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(83)が、女性蔑視ともとれる発言に対する謝罪会見を開いたが、失言のオンパレードで大バッシングを浴びた。五輪開催国トップの差別発言は世界的なニュースになり、五輪ボランティア辞退、苦情の抗議が殺到した。