偉業に迫る大谷翔平を揶揄した伝説打者に苦言! 元MLB戦士が訴えた偉才の“価値”「オルティスもオオタニに勝てるかは疑問だ」
ただ、「MLBのかわいい女の子」と揶揄するオルティス氏の辛辣な意見には、“同業者”たちから反発の声も相次いだ。現役時代にヤンキースなど9球団を渡り歩いた経験を持つエリック・クラッツ氏は、米野球専門YouTube番組『Foul Territory』に出演。「殿堂入りもしたデビッドは、驚異的なシーズンも送った。間違いなく、あの時代で恐れられた打者の一人だ」と前置きした上で、こう続けた。
「だが、彼が最高の成績を残したのは何年だったって話さ。それに彼がMVPになれなかったのは、DHだったからというわけでなく、彼がもたらした“Valuable(価値)”が、2006年の他の選手たちほど高くなかったからだ。異なる時代の選手を比較するのは簡単じゃないけど、オオタニはより多くの盗塁をしている。それがデビッドの成績を霞ませている。それに打点数(137)は少し違うが、他の数字はほとんど同じだ」
歴史上でも稀有な“走れるDH”としての価値を強調したクラッツ氏は、「色んな議論が起きるだろうね」と指摘しつつ、「デビッドの最高の成績を残したシーズンでもオオタニに勝てるかは疑問だ」と断言。「今年に関して言えば、オオタニにはライバルがいない」と論じた。
議論百出となっている大谷のMVPに対する議論。最終的に記者投票で決する受賞の行方は、しばらく世界的な話題となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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