大谷翔平は“重圧”に耐えられるか? ヤ軍の貴公子ジーターが地元紙で語る「彼はまだ野球界で最大の舞台でプレーしていない」
世間で注目を集める大谷(右)の去就に、持論を語ったジーター氏(左)。(C)Getty Images
球界でも指折りのメガスターの去就には、往年のレジェンドも虜となっている。
現地10月21日、ニューヨークの大衆紙『New York Post』のインタビューに応じた元ヤンキースのデレク・ジーター氏は、今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷翔平について「もしも、ジョージ・スタインブレナー氏(前オーナー)が生きていたらどのように獲得するか」と問われ、「おそらくオオタニの家に現れるだろうね(笑)。彼がどれだけ(大谷を)欲しがるかによるだろう。どうしても欲しいのなら、ピンストライプを着させるために何でもするだろう」と回答。二刀流スターの動向に関心を示した。
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もっとも、ジーターはかねてから大谷に対する賛辞を口にしてきたレジェンドの一人だ。現地10月11日に公開となった米スポーツ専門局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「Flippin bats」に出演した際には、「彼はユニコーン。優れた打者、優れた野手、あるいは優れた投手になるだけでも十分難しい。だから両方ができるというのはかなり卓越している」「彼を表現する形容詞は底を尽きた。見ていて楽しい」と賞賛の言葉を並べた。
ゆえに、今オフの目玉とされ、契約金は5億ドル(約741億8000万円)以上と言われる大谷の移籍先に、ジーター氏の興味は尽きない。同紙から「ヤンキースの象徴でもあるあなたからして、オオタニがメッツに移籍したらどう思うか?」と問われると、こう切り返している。
「私がオオタニについて言えることは、彼がとても素晴らしい選手だということだ。ただ、彼はまだ野球界で最大の舞台でプレーしていない。それが唯一欠けている。WBCで活躍して評判をさらに高めたと思うが、ポストシーズンでプレーすることがまだできていないからね。だから、彼がどこに行こうとも、その機会が与えられることを願っている」