ヤクルト・村上にあって巨人・岡本和に「欠けているもの」とは
試合後の原監督は「なかなか打てないね」とため息。その上で「みんなで受け止めてそれをはね返していくようにしないと。誰がどうということではない」と全体責任としたが、中軸を打つ責任というのもある。
この日、4打数無安打1三振となった岡本和に関してはこんな声もある。
「相手主砲の村上は延長の11回にしぶとく内野安打で出塁。一発がなくても圧倒的な存在感で相手投手にプレッシャーをかけて、それがチーム全体の攻撃となって結びついている。一方の岡本和は性格的なものもあるが、淡泊な打撃が目立つ」(球界関係者)
8月は村上が打率・444、12本塁打、25打点に対し、岡本和は打率・222、3本塁打、10打点(30日現在)。令和初の三冠王へまい進する今の村上と比べるのは確かに酷かもしれない。しかしチームの主砲としてのリーダーシップ、成績を含め、残念ながら今季は両者に関して大きく差が開いており、それがそのままチーム成績にも直結しているとの指摘は多い。
村上の成績が傑出している側面もあるが、常勝軍団がこのまま引き下がるようでは寂しすぎる。岡本和の意地を見たいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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