ドジャースの8連勝は「野球の危機」 米識者が銀河系軍団の“一強時代”に警鐘「誰も彼らに勝てない。絶対に無理」

開幕から快進撃を続けるドジャース。その勢いに陰りは見えない。(C)Getty Images
どうにも勢いは止まらない。現地時間4月2日のブレーブス戦で開幕8連勝を飾ったドジャースだ。
相手は開幕7連敗を喫していたブレーブスだったが、ドジャースはかなりの劣勢にあった。なにせ、自軍のエラーも絡んでペースを乱した先発のブレイク・スネルが4回までに5失点。苦しい展開のまま終盤戦にもつれ込んでいた。
しかし、強打者揃いの“銀河系軍団”にとって5点差は「大差」ではない。8回までに同点に持ち込むと、9回裏には大谷翔平が値千金のサヨナラアーチをセンターバックスクリーンへと放り込んだ。これでドジャースは東京ドームで行われたカブスとの開幕シリーズから負けなしの8連勝となった。
前年のワールドシリーズ王者の開幕8連勝は史上初の快挙。そんな金字塔を打ち立て、向かうところ敵なしのドジャース。もっとも、投打ともにタレントを要して安定感も増しているチームには、米メディアから異論も噴出している。
米スポーツ専門局『ESPN』の人気討論番組「First Take」のコメンタリーであるスティーブン・A・スミス氏は、ブレーブス戦後の同番組内で「これは深刻な話だ」と切り出し、「このままいけば野球というスポーツそのものが危機に陥る」と断言した。
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